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歩鴻(あるこう)マップ ~ウォーキングマップ~

歩鴻(あるこう)マップ 【コース6 田園地域と見沼代用水】

このマップのPDFをダウンロードできます。

歩行距離:9.0キロメートル

歩数:12,857 歩(歩幅 70cm)

時間:2時間14分

消費カロリー:402kcal (ご飯1.7 杯)

 ※体重60kgの人が歩行速度(分速 67m)で歩いた場合

 ※1杯(150g)240kcal として計算

 

【コース】

川里ふるさと館→川里中央多目的広場→川里中央公園→緑のヘルシーロード→花久の里

 

川里地域に広がる田園風景を眺めながら歩き、見沼代用水路に沿って伸びる「緑のヘルシーロード」を行くコースです。江戸時代の建物やバラをはじめ四季折々の花がすばらしい「花久の里」は必ず立ち寄りたい場所。今回は「川里ふるさと館」を出発地としました。

まずは白い建物が斬新な川里ふるさと館へ

 

川里地域へ行くには、JR鴻巣駅や北鴻巣駅から乗車できる鴻巣市コミュニティバス「フラワー号」の「川里循環コース」が便利です。「川里ふるさと館」は停留所「ふるさと館」で下車。桜の木が並ぶ敷地には、真っ白な柱がいくつも直立する斬新なデザインの建物が集まり、その美しく整然とした姿が目に飛び込んできます。

バス停「ふるさと館」と川里ふるさと館。建物の白さはまぶしいほど

敷地には清らかな水辺も整備され、たたずんでいると心が洗われる

建物の独特の雰囲気から特撮作品のロケ地にも利用されている

CDやDVDも数多くそろえる川里図書館。トイレ利用もできる

子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる公園

 

田んぼが左右に広がる道を行き、「川里中央多目的広場」へ。芝生広場には子どもたちが喜ぶ遊具があり、そのまわりにベンチが用意されています。さまざまな健康遊具も設置され、どれどれと試してみるとすぐにうっすらと汗ばんできて気持ちいい! ウォーキングの途中でも気軽に利用でき、健康づくりに役立てられそうです。

田んぼにはシラサギを多く見かけられることもある

稲刈りの後に表面が焼かれて黒くなっている田んぼも

大型複合遊具やスプリング遊具がある川里中央多目的広場

健康遊具はぶら下がったり背中を伸ばしたりできるものも

遠くには山々が連なっているのも見渡せます。すがすがしい気分で「薬師前公園」まで歩き、田んぼの中の道を戻ってくると「川里中央公園」。東西2つのエリアに分かれ、西エリアにはヘラブナ釣りを楽しめる「弁天沼」やドッグラン、東エリアには遊具広場やテニスコートがあります。樹木が美しい公園で、ウォーキングコースもおすすめです。

人々が釣り糸を垂れる弁天沼。家族連れにも人気の高いスポット

西エリアには野球場も。隣はゴルフ場「鴻巣カントリークラブ」

毎年11月には市民イベント「かわさとフェスティバル」が開催される

東エリアをめぐるウォーキングコース。自動販売機やトイレもあり

田んぼや水路に沿った道から田園風景を満喫

 

野通川に架かる新井橋を渡り、田んぼに囲まれた道をまっすぐ。5月になるとあぜ道にレンゲが満開になる場所もあります。途中の県道北根・菖蒲線を横断する際は信号がないので気をつけて渡りましょう。共和小学校の先の分かれ道に建つ「新井稲荷神社」には、日本独自の数学“和算”の解き方を記して奉納された算額が残っているそうです。

新井稲荷神社。こちらに残る算額は明治時代のもの。市文化財に指定されている

見沼代用水路に沿って伸びている「緑のヘルシーロード」は、歩行者や自転車の専用道。小さく渦を巻きながらゆったりと流れる水路をのぞきながら進み、ふと耳をすますと「ピピピピ」「チチッチチッ」「キュイッ」とさまざまな鳥の鳴き声が聞こえてきます。どこかで焚き火をしている煙の香ばしいにおいも漂ってきて、懐かしい気分になります。

緑のヘルシーロードと見沼代用水路。境橋から山王橋までの1700mを行く

見沼代用水路は行田市の利根大堰で利根川から取水し、川口市で荒川に合流

オオバンやカモが水面をすいーっと泳いでいく。岸にはエサを探すサギの姿も

旧家のたたずまいとバラが見事な花久の里

 

山王橋からの道には歩道がないため、車に注意。再び田んぼを眺めながら歩き、川里中央通りから「花と音楽の館『花久の里』」に入ります。かつて国会議員を務めた故青木正氏と故正久氏の親子が住み、市に寄贈された江戸時代築の母屋や長屋門を再生。約1万3千平方メートルの敷地に庭園や食事処、直売所もある観光施設として、人々に親しまれています。

季節の花が絶えることなく咲く花久の里。長屋門はほぼ建築当時のままの姿

重厚でやさしいたたずまいは人々の心に安らぎを与える。花久の里は火曜休館

花卉栽培の盛んな鴻巣にあり、故正久氏が「日本ばら園」の副会長だったことからバラ園を造成。約200種800株を育て、春は5月、秋は10~11月に開花します。また、地域の人々と一緒にバラ園をつくっていこうと、オーナー制度を実施。「ローズオーナーガーデン」のバラには一株ごとにオーナーになった人々の名前を書いたプレートが添えられています。

春と秋につるバラやイングリッシュローズなどが咲くバラ園。現在まだまだ増植中

食事処で川幅うどんを。直売所でお土産も

 

故正久氏は音楽にも造詣が深い人物だったことから、地域によい音楽を聴ける場所をと、母屋をクラシックやジャズのコンサートが楽しめるサロンに改装。音楽家の協力を得て音の残響時間にもこだわり、大きなホールで聴くのとはひと味違う臨場感あふれる音を実現。やさしい響きも心地よいと、県外から訪れる人もいるそうです。

コンサートが催される母屋のサロン。「鴻巣びっくりひな祭り」の会場にも

さあ、食事処「花音里」へ。二毛作で小麦が栽培され、人が集まる場でふるまわれてきたこの地域の手打ちうどんを味わえます。うどんは鴻巣名物の川幅うどんにも変更できるので、「川幅で」と注文して。直売所には朝どれの地場野菜や加工品、花の苗もあり、お土産に欲しくなるものばかりです。帰りは停留所「花久の里」からコミュニティバス「フラワー号」に乗りましょう。

離れにある食事処「花音里」。かつて客間で使われていた梁や建具を利用

「田舎汁うどん天ぷら付」800円(川幅うどん)。鴻巣産小麦粉のもちもちうどんをネギや油揚げの甘みたっぷりのつけ汁で。揚げたてさくさくの天ぷらも絶品

直売所には、ネギや大根など旬の野菜に、漬物やパン、お菓子などもいろいろ

田んぼの向こうに夕陽が沈む夕景もきれい。明日も晴れますように!

 


◆トピック◆ 健康管理編

健康のために、運動や食事に気を配ることはもちろん大切ですが、健診を受けて自分の体の状態を知ることも重要です。自分は元気だと思っていても、知らないうちに病気が進行していることがあります。自覚症状が出てから受診するのではなく、かかりつけ医を持ち、定期的に健診を受けましょう。