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歩鴻(あるこう)マップ ~ウォーキングマップ~

歩鴻(あるこう)マップ 【コース2 中山道と大間土手】

※このマップのPDFをダウンロードできます。

歩行距離:約8.4km

歩数:12,000歩(歩幅70cm)

時間:2時間5分

消費カロリー:375cal(ごはん1.6杯)

 ※体重60kgの人が歩行速度(分速 67m)で歩いた場合

 ※1杯(150g)240kcal として計算

 

【コース】

鴻巣駅→勝願寺→産業観光館ひなの里→ポピー畑→伝源経基館跡→鴻神社

今回は「鴻巣駅」から出発。鴻巣名物の川幅グルメのお店に寄り道しながら、中山道近くのお寺や産業観光館へ。

5月にポピーが咲き広がる荒川の河川敷を歩いた後は、大間土手から鴻巣の地名の由来となった鴻神社へ向かいましょう。

 

日常生活に必要なものがそろうエルミこうのす

鴻巣駅東口にあるエルミこうのす。再開発によって2007年にオープン

13回目となった2017年のピラミッドひな壇は31段、高さ7m、人形約1830体

JR鴻巣駅に隣接するビル「エルミこうのす」は、スーパーマーケット、フードコート、100円ショップ、シネマコンプレックス、スポーツスパ、図書館、クリニックなどが入っています。毎年2月中旬~3月中旬に開催される「鴻巣びっくりひな祭り」のメイン会場にもなり、期間中に飾られる「日本一高いピラミッドひな壇」は全国的にも有名です。

鴻巣名物の川幅グルメを楽しみにあちこち寄り道

 

推奨コースではレンガ敷きの「ひなの里通り」を行きますが、明治30年代創業の和菓子店「木村屋製菓舗」に寄り道します。鴻巣市と吉見町の境を流れる荒川の川幅が2537mと日本最長であることから誕生した鴻巣名物「川幅グルメ」。それにちなんだ「日本一川幅どらやき」を手作りしており、大粒の栗もたくさん入って珍しいとおつかいものにも好評です。

「日本一川幅どらやき」(ジャンボ1944円)と鴻巣メインキャラクターの「ひなちゃんどらやき」(108円)

栗が入ったまんじゅうをたっぷりの赤飯で包んだ「いが栗まんじゅう」(173円)も人気

明治20年代創業の手打ちうどん店「長木屋」でも、川幅グルメを楽しめます。荒川河川敷の季節の色をイメージした「川幅彩うどん」は、北海道産小麦を100%使ったうどんの上に水菜や大根おろし、花かつお、温泉玉子がのって彩り豊か。冷たいのを注文すると、茹であげたうどんをすぐに冷水でしっかりと締めるので、コシが強くてもちもちです。

うどんも天然だしのつゆも、創業以来の製法と味を守っている長木屋

「川幅彩うどん」(860円)。幅7~8cm×長さ25~30cmのうどんが4~5枚入っている

「中山道 鴻巣宿」のフラッグがはためく通りへ

寄り道ついでに「中山道 鴻巣宿」のフラッグがはためく通りを進んで見つけられるのは、「日本一小さい東照宮入口」。鴻巣には日本一がいろいろとあるものです。奥へ入っていくとある案内板によると、文禄2年(1593)、徳川家康が鷹狩に訪れた際の宿泊や休憩のために「鴻巣御殿跡」を建立。秀忠、家光の三代にわたって利用され、その跡地に東照宮が祀られたそうです。

東照宮は御成町に位置。将軍がおなりになったことから御成町の名がついた

鳥居も小さいので屈んでお詣り。鴻巣御殿の跡地は1994年の調査で明らかになった

県道27号線の高架下をくぐり、お堂や竹林が見えてくると、そこは慶長4年(1252)創建の「勝願寺」です。家康が何度も訪れたお寺で、当時は境内に200人の僧が寄宿する学寮が並んでいたのだとか。また、徳川家の家臣・本多忠勝の娘で家康の養女となり、上田藩主・真田信之の妻になった小松姫の墓や、家康に仕え、川の治水や新田開拓で活躍した伊奈忠次の墓もあります。

忠次の建立とも家光の再建ともいわれる勝願寺の重厚感たっぷりの惣門

一番右が小松姫の墓。鴻巣で亡くなり、帰依していたこの寺に分骨された

伊奈忠次の墓。同じく関東平野の開発に努めた息子・忠治の墓も並ぶ

江戸時代に20前後の学寮が並んでいた場所。現在は桜が美しい鴻巣公園

伝統産業を伝え続けてきた人形店が並ぶ中山道

本手焼おおとりの店舗は大正時代に建築。店内の梁も太くて立派

中山道に出てもう一軒、川幅グルメのお店へ。創業90年のせんべい店「本手焼おおとり」では、国産うるち米を使用して天日に干し、一枚ずつ手焼きした「川幅せんべい」を販売しています。味は5つあり、川幅の2537mにかけて、2=にんにく、5=ごま、3=みそねぎ、7=七味唐辛子、m=三河しょうゆ。mの語呂合わせがちょっとがんばりぎみですが、見事です!

「川幅せんべい」(158円~)は約10×15cm。素材にこだわり、風味抜群

鴻巣市産業観光館 ひなの里。夏は「かき氷」(150円)もあり、好評

鴻巣は江戸時代からひな人形の町として栄え、中山道には現在も人形店が並ぶほか、多くの人が人形作りに携わっています。「鴻巣市産業観光館 ひなの里」は中庭に人形店の明治期の蔵が建ち、館内に約200年前の「鴻巣雛」から現代のおひなさままでずらりと展示。鴻巣の特産品を購入したり、挽きたてコーヒーを味わったりしながらひと休みすることもできます。

テーブルやベンチが置かれ、ゆっくりと過ごせる中庭。トイレもあり

「1780年 鴻巣産の人形の記録が現れる」など年表によって歴史もわかる

鴻巣では人形の胴が作られ、着付けの技術は関東一といわれたのだそう

荒川河川敷の日本一広いポピー畑をのんびりと

 

「鴻巣宿鞠子公園」の横を通り、踏切を横断。ずんずん歩いて「馬室キャンプ体験広場」を経由し、荒川まで行きます。途中、歩道や信号のないところがあるので車に気をつけましょう。河川敷には日本一の栽培面積を誇る約13.6平方mのポピー畑が広がり、5月に赤、白、ピンク、オレンジの花が咲き競います。どこまでも続く花畑の道は夢の中にいるような気分です。

鴻巣宿鞠子公園には運動器具が設置され、「うんどう教室」も開催

馬室キャンプ体験広場から河川敷へ下りると一面に小麦畑が広がる

5月中旬~下旬に見ごろを迎えるポピー畑。イベントが開催される日も

河川敷の近くにある休憩施設「愛里巣」ではトイレを利用できる

荒川に架かる御成橋に「川幅日本一」の標柱。橋の奥が見えない

河川敷を離れ、鴻巣高校そばの「伝源経基館跡(でんみなもとのつねもとやかたあと)」を経由。こうのとり通りを行き、JR高崎線の下をくぐって鴻神社へ。神様の木に巣を作ったこうのとりがたまごを狙う蛇を追い払ったことから、この地の守り神「鴻の宮」が作られ、鴻巣の地名に発展したと伝えられています。さまざまなご利益のある社が祀られているのでお詣りし、鴻巣駅に戻りましょう。

平安中期の武将・源経基が構えた館の跡。土塁や空堀が残っている

鴻巣の総鎮守・鴻神社。子授けや安産、厄除け、病気平癒のご利益も

こうのとり伝説の鴻の宮。家内安全、子授け、安産を願う「こうのとりのたまごお守り」が人気

「三狐稲荷神社」のお宮は総銅造り。いまでは造れる職人さんが少ないとか

 


◆トピック◆ 歩数編

日本人の1日平均歩数は、男性7‚043歩、女性6‚015歩(平成26年度国民健康栄養調査)です。健康日本21では、1日平均歩数男性9‚200歩、女性8‚300歩を目標に掲げています。自分に合った歩数で無理のない範囲で歩きましょう。


みなさんもぜひ歩いてみましょう。