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歩鴻(あるこう)マップ ~ウォーキングマップ~

歩鴻(あるこう)マップ 【コース1 元荒川と緑、竹林】

※このマップのPDFをダウンロードできます。

歩行距離:8.5キロメートル

時間:2時間7分

歩数:12,143 歩(歩幅 70cm)

消費カロリー:378kcal (ご飯1.6 杯)

 ※体重60kgの人が歩行速度(分速 67m)で歩いた場合

 ※1杯(150g)240kcal として計算

 

【コース】

鴻巣市立陸上競技場→せせらぎ公園→竹林公園→西裏用水路→上谷総合公園→元荒川

 

今回は「鴻巣市役所」のそばにある「鴻巣市立陸上競技場」からスタート。「竹林公園」や「上谷総合公園」に立ち寄りながら、川のゆったりとした流れと季節の花や緑の美しさに心洗われる「元荒川」沿いの遊歩道を歩きましょう。

 

 

たくさんの人がウォーキングを楽しむ陸上競技場

 

「鴻巣市立陸上競技場」は、メイングラウンドのまわりに1周約700メートルのウォーキング&ジョギングコースが整備されています。ほどよくやわらかいゴムチップウレタンで舗装されているので、快適に歩いたり走ったりできるうえに安全。コースには木漏れ日が気持ちよい箇所もあり、たくさんの人が自分のペースで利用しています。

陸上競技場はJR鴻巣駅東口から徒歩約17分。トイレ、飲み物の自動販売機あり

ウォーキング&ジョギングコースの一部の頭上には、けやき通りの並木が枝葉を伸ばしている

せせらぎ公園へ。クレアこうのすには重要文化財が

 

けやき通りを横断すると、噴水やせせらぎが心安らぐ「せせらぎ公園」。コンサートや演劇を開催するホール、一般利用できる会議室などを備えた「クレアこうのす(鴻巣市文化センター)」も建っています。クレアこうのすの建物は外壁に格子状の側溝の蓋「グレーチング」を素材として使っており、外観デザインが独特です。

せせらぎ公園には芝生広場や遊具広場もあり、幅広い世代に親しまれている

クレアこうのすの完成は2000年。グレーチング壁には断熱効果があるのだそう

クレアこうのすのパティオ(中庭)。独特の洗練された空間が広がっている

せせらぎ公園に展示されている昭和2年(1927)製造の機関車「C11 322号機」

クレアこうのす1階「歴史民俗資料コーナー」には、5~6世紀に市内東・天神地区にあった「生出塚(おいねづか)埴輪窯跡」から出土した埴輪が展示されています。関東屈指の生産量を誇った窯で、とくに全高約1メートル30センチの人型の埴輪を見ると、その技術の高さがわかるのだとか。1500年も前につくられた埴輪が目の前にあることが不思議なように感じます。

歴史民俗資料コーナー。入場無料。展示されている埴輪は国指定重要文化財

生出塚窯でつくられた埴輪は元荒川の水運によって千葉や神奈川まで広い範囲の古墳に運ばれたという

クレアこうのすにはレストランもある。人気メニューは「自家製鶏の立田揚げ」

風情ある竹林の道をのんびり散歩できる竹林公園

 

県道308号線を進んで上越新幹線の高架線の下をくぐった後、県道77号線を行くと右手に「竹林公園」があります。モウソウチク、マダケ、ハチクが種類ごとに美しい竹林をつくり、それらを縫うようにして整備された竹垣の道も風情たっぷり。すぐそばの元荒川を望む土手にベンチが用意されているので、休憩もできます。

県道308号線と交差する上越新幹線の高架線。時折、新幹線が走り抜けていく

県道の脇道に建っている建物は何かなと見に行くと、お地蔵様を祀っているほこらだった

地域の人々によって大切にされている竹林公園。風情たっぷりの竹垣の道

木陰にベンチが置かれた元荒川の土手。とても静かな場所

田んぼの中の道を行き、おだんご屋さんでひと休み

 

県道77号線から田んぼの中を行く道へ。やがて「西裏用水路」にぶつかり、ソメイヨシノやシダレザクラの若木が初々しく並ぶ用水路沿いの道を歩きます。春にはサクラやナノハナの花が咲き、シロツメクサ、ペンペン草、タンポポなどのかわいい草花もたくさん。深呼吸すれば、草や土のにおいを感じられます。

西裏用水路沿いの道。季節ごとにさまざまな表情を見せる田んぼが左右に広がる

サクラの若木も春になるとちゃんと開花する。今後の成長が楽しみ

笠原郵便局の交差点を渡った橋のたもとに和菓子店「千明だんご」。扉を開けて入ると醤油の香りが鼻をくすぐります。こちらでは、だんごを注文するとその場で焼いてくれ、店内のテーブルで食べられます。精米したばかりの新鮮なうるち米を製粉してだんごにしているので、やわらかくてもちもち。甘さ控えめのたれも香ばしくてたまりません。

昭和初期に煎餅店として創業した千明だんごの本店。木曜休み。トイレも借用できる

「ぎょうざ煎餅」も名物。国産の生にんにくを醤油だれに入れて焼いた風味がやみつきになる

「しょうゆだんご」(80円)と「のりまきだんご」(90円)。3~5分で焼き上がる

広大な上谷総合公園から元荒川沿いの遊歩道へ

 

市内を代表する運動公園「上谷総合公園」にもウォーキング&ジョギングコースが完備されています。野球場「フラワースタジアム」のそばのこんもりとした「築山」に登ると、360度まわりを見渡せ、そよ風が心地よいです。スケートボードやバスケットを楽しめるエリアもあり、若い人たちの元気な声も響きわたっています。

上谷総合公園のウォーキング&ジョギングコースは1周約600メートル、ウレタン樹脂舗装

築山の頂上にはベンチが置かれている。腰をおろして景色を楽しみたい

手前はスケートボードを楽しめる「スケートパーク」、奥はバスケットコート半分の大きさでプレイする「3 on 3コート」

さあ、「元荒川」の遊歩道を行きましょう。自然のままの風景が美しく、長い距離も飽きることなく歩けます。途中の県道77号線では「郷地橋交差点」の手前や「安楽寺」入口までの箇所に歩道がないため、注意が必要です。その後、再び元荒川沿いの遊歩道に入り、色とりどりの花壇が見事な「三谷橋」へ。あと少し歩いて「鴻巣市立陸上競技場」に戻ると、コースを一周します。

元荒川のゆったりとした流れを眺められる遊歩道。川面にカモがいることも

春には遊歩道のいたるところでナノハナの黄色い花が待っている

郷地橋交差点の周辺は歩道がない箇所があり、交通量も多いので要注意

さまざまな花が咲きそろう三谷橋の花壇。ベンチに座って眺めよう

元荒川から西裏用水路に水を取り入れるための堰。もうすぐ日が沈む


◆トピック◆ 体調チェック編

体調の変化に気を付けて、少しでも「おかしいな」と感じたら無理をしないことが大切です。ウォーキングの前に、体調チェックをし、不調なのに「大丈夫」と自己判断しないようにしましょう。また、十分な睡眠やバランスのとれた食事をして健康管理に気をつけましょう。

 


みなさんもぜひ歩いてみましょう。